福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その43 全国に広がる食品汚染 Vol.6 海外が恐れるプルトニウム

2012年03月30日 23:55

 その42からの続き・・・

 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その42 全国に広がる食品汚染 Vol.5 輸入規制編


 一年が経ち、日本国民の危機意識も遠のいています。そろそろ良いでしょう。
 相変わらず日本政府と大手メディアは、プルトニウムの話をしたがりません。

 海外はなぜ?プルトニウムを懸念しているのか?
 分らない方には、日本国民への洗脳が関係します。






海外が恐れているのは、プルトニウム

 ヨーロッパを始めとする海外の国が懸念しているのは、今回の事故は人類が経験したことの無い 未知の領域の事故である 点です。
 つまり、世界中の誰も、具体的な危険度を提示出来ない点にあります。
 (具体的なデータ、人体への影響、適切な処置が分らないからです。)
 少なくとも言えるのは、チェルノブイリ事故に比べ、より厳しく対処しないと大変な事態になることです。
 
 まず、そんな大事故が発生している事を、多くの日本国民が周知していません。

 チェルノブイリ事故は、ウラン燃料による熱爆発と公式発表されています。
 (尤も、非共産圏では 核爆発 だったとも考えられてもいますが・・・。)
 同じ状況での事故ならば、基準値なども同レベルで考え、対処も出来ます。

 しかし、福島第一は・・・。

↓DailyMotion 『 福島第一原発3号機爆発 』

福島第一原発3号機爆発 投稿者 thinkingreed

 海外では、ほぼ 核爆発(即発臨界) と認識されています。
 日本政府の発表は、水素爆発です。
 
 最初の洗脳はここでした。こんなもの 水素爆発 な訳がありません。
 同じ水素爆発の1号機と見比べて見て下さい。煙の色と言い、煙の上がり方、爆発規模、全て違います。
 こちらで確認出来ます。
 
 【関連記事】: 【参考資料】 福島第一原子力発電所 資料一覧

 映像はすぐに削除される傾向にありますので、写真を添付しておきます。

左・1号機の爆発の瞬間 右・3号機の爆発時の閃光.jpg
写真1: 左・1号機の爆発の瞬間 右・3号機の爆発時の閃光

左・3号機の噴煙 右・小型核実験のキノコ雲.jpg
写真2: 左・3号機の噴煙 右・小型核実験のキノコ雲

 素人目でさえ、どう見ても3号機の噴煙は キノコ雲 です。


 福島中央テレビ(原発の父:正力松太郎の日本テレビ系列)やプレゼントキャスト(筆頭株主:電通)が、インターネット動画サイトから、この映像を削除しまくる理由も見えてきます。
 各企業の情報は、こちらで確認して下さい。

 【関連記事】: インターネット動画を著作権名目で削除しまくっている会社一覧

 インターネット動画削除による、B層への情報隠蔽。これが今行われている情報操作。水素爆発という洗脳の継続です。


 更に最悪なことに、3号機は MOX燃料(プルトニウム30%の混合燃料) でした。
 
 チェルノブイリ事故などの基準で考えるよりも、セシウムから推測されるプルトニウムの含有量が多いことになり、しかも即発臨界による核爆発に近い状況です。
 つまり、低ベクレルや低シーベルトでもプルトニウムが含まれるかどうかが非常に重要になります。
 その為に、『 セシウムの基準値内だから安心だ 』 とは、実は誰にも言えないのです。


 即発臨界による核爆発が起きた状況証拠として、3号機の使用済み燃料プールの映像があります。

↓YouTUBE 『 福島第一3号機使用済燃料プール内の状況 』


 大量にあったはずの3号機の使用済み燃料棒(514本)が、全て残っている様には見えません。


 詳しくは、過去記事で既に書いています。

 【関連記事】: 福島第一原子力発電所事故 マスコミが触れない話 その3 3号機は核爆発?


 海外ではプルトニウムが広域飛散したと考えられている為に、日本全域からの食品輸入を禁止している国も存在しています。
 それは、MOX燃料(プルトニウム混合燃料)による世界初の即発臨界(核爆発のような物)による事故が起因しています。






なぜ?食品のストロンチウムやプルトニウムを計測しないのか?


 それでは、なぜ?危険度の高いストロンチウムやプルトニウムを測定しないのか?疑問が起こります。

 裏を探れば、色々と見つかりそうですが、陰謀論的な話はネタがあれば別の機会に・・・。

 食品に関してのみ現実的な話をします。

 ↓文部科学省 公式文書 「放射性ストロンチウム分析法」
 http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No2.pdf

 ↓文部科学省 公式文書 「プルトニウム分析法」
 http://www.kankyo-hoshano.go.jp/series/lib/No12.pdf

 難しすぎて、専門家でも無い限り、全てを理解するには相当な知識と時間が必要です。
 ただし、斜め読みしても見えてくることは、一つ一つのステップにおいて時間が必要になります。

 一般的には、全てのステップが終了して分析結果が出てくるのに最低でも1週間。
 食材によっては、分析方法も異なる可能性があります。大体一ヶ月ぐらいは掛かると云われています。

 現実的に生鮮食品や野菜類の検査は無理です。刺身やサラダなどの生鮮食品を口にする事が不可能になります。
 しかも全品検査となると、物理的に処理が追いつかないでしょう。
 この辺りの話は、私には見えていましたので、今まで五月蠅く云わなかった原因です。


 ただし、降下物や土壌や水質検査など時間を要してでもやるべき広域の分析結果が提示されないことも事実です。






 日本食品の輸入する側から見てみると、一々プルトニウムの検査などやってられません。
 仮に出来たとしてもサンプル検査で、検出された場合でも一ヶ月ぐらいかかります、既に自国内に流通した後になる可能性があります。

 ならば、『 日本からの食品輸入を止めるしかない 』至極当然の考えです。
 そうなると、日本政府がプルトニウム分析結果を国内外に示さない限り、輸入規制を解除する訳にもいきません。






 思わず記事内容が膨らんでしまいました。
 日本の食品が如何に危険に晒されているのか? 少しはお分かり頂けたかと思います。

 プルトニウムの話ついでに、先日の記事で触れました。気化した放射性物質が如何に危険か・・・と。

【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その41 全国に広がる食品汚染 Vol.4 広域瓦礫処理 と 焼却灰

 プルトニウムの致死量を調べると一目瞭然です。特に吸入摂取にご注目下さい。






驚異の微少量 プルトニウムの半数致死量

 まずは、難しい専門用語から解説します。
 マウス実験などによる、物質の危険度を調べる目安として、半数致死量 があります。
 
 人間も含めて生物の中には、中々しぶとい個体もいるようで、全滅となるとかなりの量を必要とします。
 そこで、分かり易い目安として、実験体の半数が死に至ったときの使用量で致死量を判断します。


 以下に半数致死量を示します。その量のあまりの少なさに、愕然とします。
 プルトニウムが猛毒であると云われる所以です。
 
 <プルトニウムに関する分量一覧>
 
経口(飲食)による分量吸入摂取(呼吸による吸引)による分量
プルトニウム全般
 急性毒性による半数致死量
32g13mg(ミリグラム)
プルトニウム全般
 長期的な半数致死量
1150mg(ミリグラム)0.26mg(ミリグラム)
 (15年以上の体内被曝)
プルトニウム239の1mSv/年48μg(マイクログラム)52ng(ナノグラム)


 参考までに
 1g = 1000mg(ミリグラム)
 1mg = 1000μg(マイクログラム)
 1μg = 1000ng(ナノグラム)
 
 ↓引用元 Wikipedia 「プルトニウム 毒性」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%8B%E3%82%A6%E3%83%A0#.E6.AF.92.E6.80.A7
 ※Wikipediaですが、出典元がハッキリと明示されています。






 経口摂取に比べて吸入摂取になると、途端に桁が3つ以上小さくなります。
 あまりに量が少なすぎるので、世界の科学者や医師達が吸入摂取に気をつけろと警告し続ける意味が見えてくると思います。
 勿論セシウム・ウランを始めとする他の放射性物質に関しても同様の結果が得られるはずです。

 今回は食品汚染の話になっていますので、それでも政府が目標とする年1ミリシーベルトを目指すにしても、プルトニウムの経口摂取はたった48μg(マイクログラム)であることが分ります。
 通常、原発事故などの汚染による場合はプルトニウム単体で存在しませんので、プルトニウムを48μg超えた時点で他の放射性物質を摂取しています。つまり、必然的に1ミリシーベルトを超えてしまいます。
 後は無事に排出されるかどうか?医師ですら分らない話になります。

 それにしても、あまりに量が小さすぎるので、分析しても検出出来るか疑わしい量です。

 世界47カ国が、日本食品に対して慎重にならざろう得ない訳が見えてきます。
 ベクレル(主にセシウムの放射線量)が低いからと言って、一概に安心出来ない話です。






最後に

 大手メディアが 風評被害 だと言ってみても、放射線値が低いからと言ってプルトニウムが存在しないとは限りません。
 しかも大手メディアは、プルトニウムを計測しない政府に対して何ら苦言を呈してきませんでした。
 計測された場合は、『 60、70年代の核実験の物だ 』と分からない物を決め付ける姿勢です。
 
 それでは、世界からの信頼など得られるはずもありません。

 気がつけばVol.6ですか・・・、恐らく今後も食品で問題は起こるでしょう。

 正直、書いている私自身も気分が優れません。
 特に、Vol.4の 広域瓦礫処理 と 焼却灰 は 胸やけがしました。
 
 一番は、環境省が焼却施設のバグフィルターによって放射性物質を99.99%除去出来ると繰り返し説明してきた話が、島田市の試験焼却結果から覆った事実です。
 

 恐怖のあまり、蓋をしたい気持ちも理解できるつもりです。
 しかし、現実に向き合わないと、問題が深刻化する前に解決が出来ないことも事実です。






その44へ・・・
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福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その42 全国に広がる食品汚染 Vol.5 日本食品の輸入規制編

2012年03月29日 23:55

 その41からの続き・・・
 
 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その41 全国に広がる食品汚染 Vol.4 広域瓦礫処理 と 焼却灰


 あれやこれや国内の話を書いても良いのですが、ズバッと分かり易く海外からの情報を書いて、日本が置かれている立場を考えてみることにしました。

 何がそんなに問題なのでしょうか?
 要点を洗い出していきます。






 少し寄り道します。

仙台の米穀卸「ケンベイミヤギ」 産地や銘柄を不正表示

014.jpeg米穀卸の宮城県内大手、協同組合ケンベイミヤギ(仙台市太白区、岡部英之理事長)が一般消費者向けの精米商品で、実際とは異なる産地や銘柄を表示し、販売していたことが28日、分かった。

東北農政局や宮城県など関係機関は日本農林規格(JAS)法違反などの疑いがあるとして、ケンベイへの立ち入り調査を実施。行政指導・処分の検討に入った。

関係者によると、ケンベイは2010年から11年にかけて

(1)福島県産のコシヒカリやひとめぼれを宮城県産と表示
(2)一般の宮城県産ササニシキを同県産の特別栽培米ササニシキと表示
(3)未検査米を青森県産つがるロマンや宮城県産みやこがねもちと表示

―するなどして販売した疑いが持たれている。農政局などの調査に対し、ケンベイは事実と異なる表示をしたことを認めているという。

調査では、ケンベイが仕入れや出荷などの帳簿や台帳を適正な形で作成・保管しておらず、取引の実態が不明確なことも判明。宮城県は、取引記録の作成・保存を義務づけた米トレーサビリティー法に抵触する疑いもあるとみている。

ケンベイの岡部理事長は河北新報社の取材に対し、「経営改善のための大幅な人員削減や東日本大震災後の混乱の中で表示ミスが起きた。管理不十分と言われれば返す言葉がないが、意図的な偽装ではない」と説明。「消費者には申し訳ない結果になったという気持ちはある」と話した。

ケンベイミヤギは1951年、宮城県米穀卸販売協同組合として設立。91年に塩釜米穀卸協同組合と合併し、現在の名称となった。組合員は小売業者などの108人(2010年度)。帝国データバンクや東京商工リサーチによると、11年3月期の
売上高は約13億3000万円。

2011年11月29日



↓元記事 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111129t13013.htm


 暫定基準値は、満たされていたのか?定かではありませんが、とにかく一番やってはいけない時期にやってしまいました。

 商売の世界は何でも有りです。皆さんもご注意を・・・。






 これらの食品偽装の話は、海外の方が酷い状況とは思われます。
 とは言え、海外の国々は無条件で日本食品の産地表示を信じる訳にもいかないことを知っているようです。

 代表的な国として、中国があります。
 中国は、日本全国からの輸入品に規制をかけています。






中国では

 中国に関しては『反日感情』も手伝い、自国の環境汚染を顧みずに日本食品の輸入を禁止しています。

福島など5県 香港輸出再開へ 食肉と卵緩和

2012年3月24日 朝刊


 農林水産省は二十三日、香港が福島、群馬、茨城、栃木、千葉の五県からの食肉と卵の輸入規制を緩和したと発表した。福島第一原発事故後は事実上、輸入を禁止していた。香港は放射性物質の検査証明書の提出を輸入の条件とし、証明書の様式をめぐる調整が難航していたが、合意に至ったという。今後、一週間程度で輸入が再開される見通し。ただ、果物や野菜、牛乳などの輸入禁止は続く。
 原発事故後、日本の農林水産物や食品に対し各国は規制を強め、現在は中国など四十七の国・地域が何らかの輸入規制を設ける。これにより二〇一一年の農林水産物と食品の輸出額は前年比8・3%減の四千五百十一億円にとどまった。日本にとって香港は最大の農林水産物の輸出先。鹿野道彦農相は二十三日の閣議後の記者会見で「これを契機に中国や他国でも規制緩和を目指す」と話した。
 香港向け食肉輸出の認可を受けている加工施設は全国に八施設。その一つの群馬県食肉卸売市場の担当者は「家畜伝染病の口蹄(こうてい)疫に原発事故と、この数年、輸出は厳しい状況が続いている。(香港の規制緩和が)改善の一歩になれば」と話した。


↓元記事 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2012032402000049.html


 現在も中国を始めとする47カ国から、日本食品の輸入禁止なり規制されています。

 それにしても、中国の環境汚染を知りつつ、中国食品を輸入している日本は・・・

 【関連記事】: 【閲覧注意!】 一目瞭然! 中国の環境汚染状況

 ※特別に用意しましたが、心臓が弱い方などには閲覧を控えて頂く為に、2012年1月31日づけの記事にさせて頂きました。ただし、中国は日本では考えられない事が起きているのは事実です。






 中国を引き合いに出しましたが、47カ国の内、ヨーロッパが多く見受けられます。

 放射能対処に関して、大先輩にあたるヨーロッパ諸国の反応を見てみます。






ヨーロッパ諸国の対応
 
 ヨーロッパ全土は、1960、70年代のソビエトによる核実験、1986年のチェルノブイリ事故による放射能汚染に悩まされ続けました。

 先月末のニュースですが、今年(2012年)の3月末までとした規制期間を、10月末まで延長すると決定されました。

EU、日本産食品の輸入規制を10月まで継続

 【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は28日、加盟27か国が、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、日本産の食品や飼料に対する輸入規制措置を10月末まで継続する方針を決めたと発表した。

 EUは事故発生直後の昨年3月下旬に輸入規制を導入。昨年11月に規制実施期間を今年3月末までと決めたが、「EU内で流通する食品の安全を確保するため」再度延長することにした。放射性物質の検査証明書の添付が義務づけられる監視強化対象地域は、11都県で変更はない。

(2012年2月28日21時36分 読売新聞)


↓元記事 Yomiuri Online
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120228-OYT1T01111.htm


 11都県は、こちらになります。

 福島、群馬、茨城、栃木、宮城、山梨、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡
 
↓参考サイト 農林水産省 公式ページ 「東京電力福島第一原子力発電所事故に係る諸外国への輸出に関する証明書発行について」
http://www.maff.go.jp/j/export/e_shoumei/shoumei.html






 一言で、ヨーロッパは正しい事をしています。
 距離的に近い山形県を入れていない時点で、かなり冷静です。
 (一時期入れていたのですが、新潟と共に外しました。)
 
 元々ヨーロッパ全体は、日本食品への依存率はかなり低い(約0.1%)為に本当は全面解禁しても影響は少ないはずです。
 それでもやはり、白熱した議論を繰り返して精査した様子が覗えます。






 少し長いのですが、読み応えはあります。
 かなり白熱した議論が展開されたようです。


食料の放射能汚染・規制値をめぐりEUで激しい論争

 今年3月30日、ドイツ連邦食糧・農業・消費者保護省(以下消費者保護省とする)のアイグナー大臣はフランクフルト空港の税関を訪れ、日本からの輸入食料品に対する放射能検査の状況を視察した。3月26日に欧州連合(EU)加盟国は、福島第一原発の事故後に日本から輸入される食品について、放射能汚染の監視を強化する緊急指令を施行したのだ。

 EU指令297/2011号によると、日本を原産国とする食品は、今年6月30日までの間、次の3つの条件の1つを満たしていることを示す証明書なしにはEU圏内に輸入できなくなった。その条件とは、(1)3月11日よりも前に収穫もしくは加工されたこと、(2)原産地が福島、東京、千葉など東日本の12の都・県ではないこと、もしくは(3)原産地が福島など12の都・県である場合には、ヨウ素131、セシウム134と137の値がEUの規制値を上回らないことである。

 さらに日本からの輸入食品は、税関で抜き取り検査を受ける。税関は積荷の中の食品の最低10%について、放射能の線量をチェックしなくてはならない。アイグナー大臣は「まだ日本からの輸入食品から規制値を超える放射能は検出されていない。しかし福島第一原発で深刻な事態が長引けば長引くほど、放射能で汚染された食品が紛れ込む可能性も高まる。したがって、消費者を守るためにこうした予防措置を取ることは重要だ」と述べた。

 だがドイツへ輸入される日本食品は、輸入量全体に比べれば大海の一滴だ。毎年ドイツが輸入する農産物や食品の内、日本を原産国とするのは、トン数でわずか0・1%。農産物・食品の全輸入額607億ユーロ(6兆6770億円・1ユーロ=110円換算)の内、日本の食品は0・05%にすぎない。そう考えると、EUの二重・三重の検査措置はやや大げさに思える。

 厳しい検査体制の背景には、福島原発の事故について、欧州特にドイツのマスコミがセンセーショナルな報道を行い、市民が強い不安感を持ったという事実がある。大衆紙の第一面には「世界の終わり」、「黙示録」、「恐怖の原発」などの見出しが乱れ飛び、ドイツでも放射線測定器やヨード剤が売り切れになった。

 ドイツ人が放射能汚染に神経質である理由は、1986年のチェルノブイリ原発事故の際に、原子炉から大気中に撒き散らされた放射性物質が、1600キロメートルも離れた南ドイツで土壌や牧草を汚染したという経験である。バイエルン州東部の森林地帯や、ドナウ川南部地域では、1平方メートルあたり最高10万ベクレルのセシウム137で汚染された場所が見つかったこともある。放射性物質を含んだ空気がドイツ南部を通る時に雨が降ったために、バイエルン州では北部よりも放射能汚染が深刻になった。ちなみに1986年までに世界各地で行なわれた地上核実験の影響で、ドイツで観測されたセシウム137の量は1平方メートルあたり4000ベクレル。この数字と比べれば、チェルノブイリ事故による土壌汚染がいかに深刻だったかがわかるだろう。

 地上に降ったセシウム137は、キノコや野いちご、鹿や猪などを汚染した。ドイツでは秋に森で摘んだキノコを自宅で調理して食べる人が少なくない。また鹿料理のファンも多い。当時ミュンヘンに住んでいた私の友人は、「まさか1000キロ以上も離れた所からの放射能で、バイエルン州の食物が汚染されるとは思わなかった。かつて経験したことがない事態であり、当初は情報も不足したので非常に不安だった」と語る。放射能で汚染された牧草を乳牛が食べたために、粉ミルクがセシウムで汚染された例もある。エメリングという町では、食肉の汚染値を自分で測定し規制値以下であることを確認してから販売する商店主も現れた。

ミュンヘンの連邦放射線防護局(BFS)によると、当時この町では、ほうれん草から1キログラムあたり2万ベクレルのヨウ素131、7000ベクレルのセシウム137が見つかった。さらに牛乳1リットルあたり1000ベクレルのヨウ素131、300ベクレルのセシウム137が検出されたことがある。

 事故から19年経った2006年の時点でも、森林地帯のキノコから1キログラムあたり1000ベクレルのセシウム137が検出されている。

 ところで、今回EUが日本からの食品について規制値を発表した時、消費者団体の関係者は首をひねった。その理由は日本からの食品のセシウム汚染に関する規制値が、チェルノブイリ事故の影響を受けた国からの輸入食品に関する規制値や、日本政府が使っている規制値よりも、はるかに高く設定されていたからである。

 EUは1986年5月に、いわゆる「チェルノブイリ指令」を施行させた。733/2008号と呼ばれるこの指令は、チェルノブイリ事故による放射能で土壌や農作物が汚染された、ウクライナやロシアなどからの食品に適用されるもので、牛乳や乳幼児向けの食品では、セシウム137と134の値は1キログラムあたり370ベクレルを超えてはならない。その他の食品の規制値は1キログラムあたり600ベクレルに設定されている。

 ところが福島原発の事故後にEUが日本の食品に適用した規制値は、「チェルノブイリ指令」の規制値を大幅に上回っている。牛乳と乳製品のセシウム含有量の規制値は1キログラムあたり1000ベクレルで、「チェルノブイリ指令」の2・7倍。その他の食品の規制値はチェルノブイリ指令の2倍である。

 なぜ2つの異なる規制値が適用されたのだろうか。今回日本からの食品に適用された規制値は、1987年に西欧諸国が合意した「欧州原子力共同体(EURATOM)指令」(3954/87号)に基づくもの。当時、欧州諸国は西欧でチェルノブイリ事故に匹敵する大事故が発生した場合に備えて、食品の放射能汚染に関する規制値を設定した。各国政府は、規制値を低く設定しすぎると、食料品が不足する危険があると考えた。また「EURATOM指令」は西欧での原発事故の影響がチェルノブイリほど深刻にならないという前提の下に、短期的な食料汚染を想定した。このため、「EURATOM指令」の規制値は、「チェルノブイリ指令」の規制値よりも高く設定されたのである。

 さらにドイツ政府によると、「チェルノブイリ指令」は、セシウム137による長期的な食物汚染に焦点を合わせた指令である。セシウム137の半減期は30年で、今なお野生動物やキノコの汚染が確認されている。EUはチェルノブイリからの放射性物質の影響が長期にわたることを想定して、規制値を低く設定したのだ。

 西欧ではまだ大規模な原発事故は発生していないので、「EURATOM指令」は一度も各国での法律として施行されたことがなく、福島原発の事故で初めて法制化された。つまりEUは24年前に合意されたものの、実際には使われていなかった規制値を取り出してきたのである。

 しかし放射性物質の危険度に変わりがないことを考えれば、食料品のセシウム汚染について2つの規制値があるというのは、おかしい。食品の安全を監視する市民団体「フードウオッチ」は、「1キログラムあたり800ベクレルのセシウムを含むキノコは、ロシアからはドイツに輸入できないが、日本からは問題なく輸入できることになる」と指摘し、日本食品の全面輸入禁止を求めている。

 興味深いことにドイツ消費者保護省も4月1日に発表した声明の中で「2種類の規制値があることは、消費者にとって理解しにくいので、欧州委員会に対して低い規制値に統一するように要求している」と説明している。

 しかも今回EUが施行した規制値は、日本の厚生労働省の規制値をも大きく上回っている。厚生労働省が3月17日に発表した指標によると、セシウムの食肉や野菜の規制値は、1キログラムあたり500ベクレル。これはEUの規制値の半分以下で、はるかに厳しい。牛乳に至っては200ベクレルで、EUの5分の1である。 

ドイツの環境政党・緑の党は、「EUの指令は、日本政府の厳しい規制値を配慮していない上、プルトニウムの規制値も設定していない」と批判している。

  こうした批判に答えて欧州委員会は4月8日、日本からの食品を対象としたセシウムなどに関する規制値を、日本政府が採用している暫定規制値 と同じ水準に引き下げた。

 規制値をめぐるEUの右往左往は、チェルノブイリ事故で食料汚染を経験した国々でさえ、日本での原発事故という新しい事態に十分対応し切れていないことを浮き彫りにしている。目に見えない放射能による食料汚染は、事例が少ないことも手伝って、どの国にとっても対処が極めて難しい問題なのだ。

週刊ダイヤモンド 2011年4月23日号掲載


 ハッキリ言って凄いです。

 ほぼ日本からの食品輸入などしていない地域なのに、混迷を極めるEUの放射線基準値全体の見直しが検討されました。






 日本の政府発表が信用出来ない とお考えの皆さんは、ヨーロッパの意見に耳を傾けると参考になるかもしれません。
 
 仮の話ですが、瓦礫広域処理が進めば、ヨーロッパが日本全域から食品輸入を禁止する事態もあり得ます。
 もしもそうなれば、政府発表や報道に流されずに、ご注意を・・・。


 週刊ダイヤモンドでも出てきましたが、本来は日本でもプルトニウムの話をしないといけません。
 
 約一年我慢してきましたが、日本政府は東日本のストロンチウムやプルトニウムの大規模調査すら行っていません。






 次回は、政府・報道がほぼ触れないプルトニウムのお話です。


 その43 Vol.6 へ・・・
 
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福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その41 全国に広がる食品汚染 Vol.4 広域瓦礫処理 と 焼却灰

2012年03月28日 23:55

 その40からの続き・・・
 
 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その40 全国に広がる食品汚染 Vol.3 肥料・建材(セメント)編


 前回が、下水汚泥・浄水汚泥 → 肥料・飼料・建材 → 食品・住居・職場 への間接的な話でした。

 こちらは、世界の科学者や医師達が 今すぐ焼却を止めろ と警告してくれている話となります。

 当然のように、広域瓦礫処理はとんでもない 話にもなります。


 ※画像はクリックすると、拡大します。






 前回の記事で、17都県が特別扱いを受けていることに触れましたが、文章で説明すると感覚的に分かり難いものです。
 汚泥と焼却灰の違いはありますが、非常に分かり易いマップを紹介します。

 群馬大学の早川由起夫教授による作成マップです。
 インターネットで教授の人格攻撃が盛んですが、このマップは環境省の公式データを元に作成されています。


焼却灰から見える 東日本の汚染状況

 私は、関東でも汚染が酷い 千葉県・東京都 に着目して記事にしてきましたが、広域で見ると思わず仰天する結果が見えてきます。


より大きな地図で 焼却灰のセシウム を表示
URL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-439.html


 
  色  セシウム濃度
(Bq/Kg)
30,000〜99,999
10,000〜29,999
1,000〜9,999
100〜999
30〜99
0〜29


 事故以前の基準では100Bq/Kg以上の埋め立て利用が禁止されていましたので、マップでは黄色よりも上(黄色〜紫色)の地域は、焼却灰を最終処分場に運ぶしか手立てが無かったことになります。


↓データ元 環境省 公式ページ
http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste-radioCs-16pref-result20110829.pdf


 こちらにも同内容を掲載しています。

 【関連記事】: 【参考資料】 福島第一原子力発電所 資料一覧


 焼却灰一つとっても、東日本は深刻な問題を抱え込んでいます。

 念を押しますが、このマップから以下の注意点が見えてきます。

 ・ 瓦礫受け入れ元となる地域によっては、高い濃度のセシウム焼却灰が検出されている

 ・ そもそも、瓦礫を受け入れる東京都・静岡県島田市 からも焼却灰にセシウムが検出されている
   (焼却灰からセシウムすら検出されない地域が受け入れるのと、意味合いが異なります。)

 ・ あまり注目されていない関東圏でも、驚く程濃度の高い地域も存在する
 
 ・ 全般的に 危険視されていない関東も安全だとは言い切れない 


 関東が安全なのか?危険なのか?すらテレビなどで討論すらされません。
 つまり、危険だとも安全だとも言い切れない事実が見えてきます。
 
 福島第一原発事故の事故調査が完了するには、数十年単位の時間が必要です。
 問題も多岐にわたる複雑な話になります。結論を待っている間に、健康被害が発生する可能性もあります。

 現実的に実行することは、容易でなく、後ろめたさもあり、勇気が要る行為だと重々承知しています。
 それでも、誰にでも出来る一番の解決策は、北海道・西日本(愛知より西)へ脱出することです。
 
 是非、ご検討下さい。






 焼却灰による東日本の汚染状況が見えてきたところで、焼却灰から食品汚染に繋がるのか?
 
 具体的には、逃れようのない 大気汚染 に繋がります。
 大気が汚染されると、全てが汚染されます。大気は元より、水、土、食品、農作物、畜産物、住居、職場、洗濯物(衣服など)、学校、病院・・・などなど、問題が複雑になっていきます。
 
 瓦礫広域処理が進められる現在、色々な問題が発覚してきました。






バグフィルターは、放射性物質を除去出来ない

 一般的なバグフィルター(焼却用の排気フィルター)は100nm(ナノミリ)になります。
 これは、フィルターが100nm(ナノミリ)より 小さい物質を除去できないことを示します。

 一方で、焼却プラント内は高温(800℃以上 ※1)に保たれていますので、放射性物質は気化した状態になります。

 ※1 ・・・ 法律で800℃以上と定められている。800℃以下で焼却すると、ダイオキシンなどの有害物質が発生する。

 そこでパーティクル状の(気化した)放射性物質のおおよその大きさを調べました。
  
  ・ セシウム 約0.5nm
  ・ ストロンチウム 約0.6nm
  ・ プルトニウム 約0.6nm
  
  (※数値は目安。核種が同じでも放射性同位体ごとに大きさが異なり、研究所などによってサイズも異なります。)
  
  となり、放射性同位体の原子核の直径は特定しにくいとは言え、フィルターとは比較にならないサイズになっています。

 これらの話を裏付ける検証結果が報告されています。






島田市の瓦礫焼却試験結果から見えてくる問題点


 元日本テレビ報道局デスク・木下黄太さんのブログから引用させて頂きます。


静岡県島田市のガレキ焼却でバグフィルターで40%のセシウム137が取れていません。論外です。

<冒頭のみ抜粋>

このブログを見ている記者の皆さん、ネタになります(ちょっとでも良心がある記者向けです)。

国会の院内交渉は13時から衆議院の第一議員会館でおこなわれます。

記者会見は15時半からです。

細かいことは、本日午後となりますが、ポイントは簡単です。僕達の静岡グループにいる、技術研究者が、島田市の燃焼実験から下記のデータを割り出しました。

物質収支から算出されたCs137の除去率=65%
排ガス分析から算出されたCs137の除去率=53〜62%

つまり、異なる観点からの算出で、双方とも同程度の除去率と判明しました。およそ、40%のセシウム137が放出されている可能性がかなり高いということです。論外です。セシウム137はとれていません。

環境省は99.99パーセント取れると無責任に発言を繰り返してきていました。

バグフィルターのメーカーは、僕らの問い合わせに「元来放射性物質を取る設計になっていないので、取れるとはいえません」という答えが大半でした。

それでも、まあ、95パーセントくらいはとれるかなあ、悪くて90パーセントくらいはとれるかなあと思っていました。原子力系統の技術者と話していても、「90パーセントくらいはなんとかなるかなあ?」という話でしたし。しかし、結果は私たちの予想さえ下回るものでした。唖然としています。

繰り返します。放射性物質を含んだガレキを焼却すると、そこに含まれているセシウム137は6割程度しか除去できていません。他の核種は不明です。

はっきり言いますが、放射性物質の汚染がない、もしくはきわめて少ない、静岡以西の西日本と北海道でガレキを焼却することは論外です。100Bq/kg以下のクリアランスレベル以下のガレキであっても、その40%の放射性物質は漏れます。

バンダジェフスキー博士は「セシウムは気化する。高温で燃やすことなどありえない。」と話されていました。しかも気化したセシウムはN95マスクでとりきれるかどうかも微妙です。気化したセシウムを吸引する危険は尋常な話ではありません。放出の危険も少なかったエリアで、命の危険が目前に迫ります。こんな愚行を許してはならないと僕は思いますが。

<抜粋終了>

 全文は、こちらへ

↓元記事 放射能防御プロジェクト 木下黄太のブログ  「福島第一原発を考えます」
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/653ca9bfcb7d861f9ad0bd251af51103


 島田市は、住民に対して 放射性物質は99.9%除去出来る と繰り返し説明してきましたが、島田市の瓦礫焼却試験結果から見えて来た事実は、大嘘であったことが判明しています。

 詳細を文章で説明するよりも、分かり易い図がありましたので、転載させて頂きます。


Shimadacity_RI_Garbage_Report_Final3.jpg
写真1: 焼却工程における放射線値のフロー付き

Shimadacity_RI_Garbage_Report_Final6.jpg
写真2: 放射性物質の物質収支

※全8ページ中の2ページを抜粋しています。


 このような素晴らしいドキュメントを提供されている団体が存在することを忘れないで下さい。

↓元記事 PDFファイル
http://www.yasuhirok.sakura.ne.jp/Products/Shimadacity_RI_Garbage_Report_Final.pdf

 島田市は、既に焼却灰からセシウム汚染が発覚している自治体ですが、数値的に問題視される自治体でもありません。
 東京都は、既に問題視されるべき数値に達しています。
 ところが、瓦礫を受け入れるとなると、放射線濃度として果たしてどうなるのか? 疑問がぬぐえません。






 既存の焼却システムは、放射性物質の除去を考慮して設計されていません。
 細かい基準が色々と存在するのですが、どれも過去に問題視された有害物質対策によるものです。
 現在もそうですが、放射性物質を加味した基準になっておらず、行政指導による改修の話すら出てきません。
 
 仮に民間を含めて、全国の焼却施設を改修することになれば、膨大な予算と時間が必要になります。
 
 何がベストで、何がベターなのか? 皆さんも考えてみる必要があります。






最後に

 一般的な話です。
 放射性物質は、焼却システムが採用しているバグフィルターを通過しているはずですので、焼却灰に残らなかった放射性物質は、現在も大気に放出されています。
 
 もう一度、焼却灰によるセシウム汚染マップをご覧下さい。
 焼却灰から、高濃度のセシウムが検出されています。島田市の焼却試験結果を見る限り、約40%近いセシウムが大気に放出されています。
 
 これはシステムの違い、程度の差こそあるとは思いますが、基本的に大気に流出し続けていることを示します。
 東北の一部、福島、関東圏も人間活動による副次災害が発生しており、基本的に安全だとは考えない方が賢明です。

 世界中の科学者や医師が、日本に向けて警告を発し続けてくれています。

 燃やすな! と・・・。

 理由は簡単で、呼気による肺へのダメージが一番深刻と考えられているからです。
 具体的な話は次回の記事で触れます。


 現在ホットな話題に触れると、”がれき受け入れ”による瓦礫広域処理を行うことより、放射性物質は気化した状態で 広域飛散することになります。


 瓦礫受け入れを前向きに検討している自治体は、このような重要な話をアナウンスするはずもありません。
 くれぐれもご注意を・・・






 その42 Vol.5へ・・・
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【一覧】 福島第一原発事故関連 シリーズ vol.4

2012年03月27日 23:55

↓【一覧】 福島第一原発事故関連 シリーズ vol.1
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345815.html
http://bit.ly/n0iGdT

↓【一覧】 福島第一原発事故関連 シリーズ vol.2
http://ooruri777.seesaa.net/article/230468532.html
http://bit.ly/rdBuOm

↓【一覧】 福島第一原発事故関連 シリーズ vol.3 からの続き
http://ooruri777.seesaa.net/article/230469487.html
http://bit.ly/nsrERw






低線量内部被曝対策 自家製豆乳ヨーグルトの作り方
http://ooruri777.seesaa.net/article/235752710.html
http://bit.ly/v0UBfP






↓福島第一原発事故関連 各種政府省庁・法人団体への問合せ先一覧
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345825.html
http://bit.ly/qdhjpv





<除染用商品 シリーズ>


↓放射性物質の除染用商品 その1 天然ゼオライト(内部被曝向け)
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345827.html
http://bit.ly/nWKUXI


↓放射性物質の除染用商品 その2 人工ゼオライト(環境被曝向け)
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345829.html
http://bit.ly/rmzqHn






<参考資料 一覧>

こちらのページも、更新し続けます。

↓【参考資料】 福島第一原子力発電所 資料一覧
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345807.html
http://bit.ly/nEM7di


↓【参考資料】 福島第一原発事故 共用プール まとめ
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345821.html
http://bit.ly/nbQfds


↓【参考資料】 福島第一原発事故 4号機 まとめ
http://ooruri777.seesaa.net/article/219345830.html
http://bit.ly/pldEaO


↓【参考資料】 2011年3月〜8月の都道府県別・人口移動
http://ooruri777.seesaa.net/article/228524545.html
http://bit.ly/pGK0ZH


↓【参考資料】 文科省による放射能汚染マップ 航空機モニタリング調査結果
http://ooruri777.seesaa.net/article/228708749.html
http://bit.ly/rcZkZA


↓【参考資料】 文科省による放射能汚染マップ 東京都・神奈川県追加版
http://ooruri777.seesaa.net/article/229340160.html
http://bit.ly/pMHbpC


↓【参考資料】 文科省プルトニウム・ストロンチウムの核種分析結果
http://ooruri777.seesaa.net/article/229614338.html
http://bit.ly/nhL5rP






<マスコミが触れない話 シリーズ>

福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その31 二つの異常な報道から見えてくる事実
核燃料ペレット(右手) と 被覆管(左手)
二つの重要な内容の報道がされた。相変わらず、意味するところを報道しない。
もはや、テレビは見なくて良い。生き残る為には、情報強者となるしかないのか?
http://ooruri777.seesaa.net/article/228253476.html
http://bit.ly/qq8SiD


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その32 首都圏の市民による放射線測定値
葛飾青空の会による 葛飾・放射能汚染マップ
首都圏の市民による放射線値計測活動は続いている。溜まり易い場所とは言え、非常に高い値が出てきている。
そして、世田谷騒動は報道しておきながら、他は報道しない。首都圏の方は必見です。
http://ooruri777.seesaa.net/article/230425417.html
http://bit.ly/oXawI3


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その33 茨城県・竜ヶ崎市で、1キロ12万ベクレル
chb11102422150005-p1.jpg
東京新聞に書かれた茨城県・竜ヶ崎市での、市民団体による驚愕の放射線値の測定結果!
参考までにチェルノブイリでは、移住対象に該当します。
千葉県・柏市の1キロ27万ベクレル検出記事と併せてどうぞ。
http://ooruri777.seesaa.net/article/233763394.html
http://bit.ly/tY4qW4


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その34 大塚アナの急性白血病から浮かぶ疑惑
5月12日 福島県川俣シャモの親子丼.jpg
NHKからフリーアナウンサーに転向した大塚範一氏。表の報道では、急性リンパ性白血病。
何かが変だ。調べると、やはり出てくる数多の疑惑!!読んでみてから、考えてみて下さい。
http://ooruri777.seesaa.net/article/235942382.html
http://bit.ly/t4s0PG


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その35 皇室報道から浮かぶ疑問
皇居周辺の放射線測定値.jpg
なぜ!?誰も触れないんだ!?街宣右翼まで、放っておくのか!?
皇室報道から浮かぶ数々の疑惑!!街宣右翼の正体と併せてどうぞ!!!
http://ooruri777.seesaa.net/article/236127511.html
http://bit.ly/sA0QqK


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その36 電気新聞: 瞬時に靴が溶けた
中央操作室で復旧作業を試みる作業員.jpg
短いのですが、福島第一原発事故当時に何が起こっていたのか!?
現場の生々しい声をお聞き下さい。
http://ooruri777.seesaa.net/article/236544118.html
http://bit.ly/rRDLdA


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その37 乱高下を繰り返す放射性降下物
定時降下物環境放射能測定値(第86報).gifほぼ政府発表・報道もされませんが、現在も福島第一周辺の放射性降下物の計測値は乱高下しています。放射性降下物に、ご注意を・・・!!!

http://ooruri777.seesaa.net/article/259677217.html
http://bit.ly/GIMqqb


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その38 全国に広がる食品汚染 Vol.1 キノコと原木
2007.09.27 チェルノブイリの影響と目される 奇形キノコ(ロシア).jpg
キノコから見えてくる食品汚染の問題点。キノコ栽培に欠かせない原木とおが屑。
問題発覚から見えてくる一般人にとって盲点となる問題とは・・・?
http://ooruri777.seesaa.net/article/260004805.html
http://bit.ly/GNOMpW


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その39 全国に広がる食品汚染 Vol.2 沖縄編
琉球新報 2012.01.30.jpg 全国に放射能汚染食品が流通しています。非常に分かり易い都道府県として沖縄に焦点を当てました。基準値を超える超えない以前に、日本の食品が危機に晒されようとしています。

http://ooruri777.seesaa.net/article/260122948.html
http://bit.ly/GMs6UF


福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その40 全国に広がる食品汚染 Vol.3 肥料・建材(セメント)編
20110720_point1.jpg 地味なテーマですが、肥料と飼料と建材(セメント)の問題です。主に食品に関する新基準値が4月からスタートします。皆さんも考えてみて下さい。

http://ooruri777.seesaa.net/article/260706589.html
http://bit.ly/GZjwE6






<NEWS 関連>

福島市内で高セシウム=3カ月前より濃度上昇地点も−NGO
福島市内で、前回計測した値からとんでもなく放射線値が上昇した地点が発見された。
さまざまな憶測がされているのだが、放射線値が急上昇した事は事実だ。
http://ooruri777.seesaa.net/article/228968369.html
http://bit.ly/oH0cx6


福島第1原発の作業員死亡 死因不明に「被曝との因果関係ないだろう」
またもや、福島第一作業員が亡くなった。公式には3人目。
死因が特定出来て居ないにも関わらず、東電は・・・。
http://ooruri777.seesaa.net/article/229022301.html
http://bit.ly/nacp36


横浜の小中学校で、横浜市の基準値(毎時0.59μSv)超え相次ぐ
横浜の小中学校で、相次ぐ横浜市の基準値(毎時0.59μSv)超え。
それでも、人々は暮らしている。狂った現代社会に、早く気付いて欲しい。
http://ooruri777.seesaa.net/article/229338015.html
http://bit.ly/oj4IjP


福島原発労働者からの告発 過酷な労働条件とピンハネ業者の横行
映像だけの紹介だが、非常に好評なページ。
福島第一作業員の過酷な実態をドキュメントで追いかけてくれている。
http://ooruri777.seesaa.net/article/229675541.html
http://bit.ly/o3plH4


東京新聞 都道府県別のセシウム降下量
3−5月都道府県別のセシウム降下量マップ.jpg
非常に分り易い汚染マップです。
素晴らしい活動に、感動し、感謝したいと思います。
http://ooruri777.seesaa.net/article/229776913.html
http://bit.ly/psZ4tI


【緊急速報】 福島第一原発2号機、核分裂の可能性 ホウ酸水を注入
dst11110207150003-p1.jpg
ホウ酸水を注入する = 核分裂を抑制する を意味します。
7ヶ月経った時点で、注入する必要があるとは・・・。想像以上に、過酷で永い闘いです。
http://ooruri777.seesaa.net/article/233208342.html
http://bit.ly/sNAyiN


福島第一原発事故 なぜ?出荷許可が降りた福島県産玄米が基準値超えしたのか?
suiden_honchousa_map_10121.jpg
上記のマップは、福島県が放射能検査した結果、出荷を認可された地域が緑に塗られています。
何度見ても汚染が酷い地域も緑色です・・・。どんな検査だったんだ!?どうぞ、必見です!!!
http://ooruri777.seesaa.net/article/235893326.html
http://bit.ly/vgxXTv


福島第一原発事故 細かい調整が続く放射線の新基準値 2012年4月から施行
http://ooruri777.seesaa.net/article/255720575.html
http://bit.ly/GYoxwL


NHKスペシャル「シリーズ原発危機」知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告〜
荒川水域の土壌調査結果
期待せずに見ていたのですが、後半は背筋が寒くなりました。
上記の画像は、江戸川の川底から採取した土壌の放射能汚染結果です。
私からのお願いです。どうしても関東に住む必要が無い方は、移住を視野に入れて下さい。
http://ooruri777.seesaa.net/article/255754473.html
http://bit.ly/wPYYM4


日本の埋め立て用放射能基準値 と ロス近郊でキロ7300ベクレルの放射能汚染が発覚
約50年前に起きた、米国史上最悪の放射能汚染事故と囁かれている 「サンタスザーナ野外研究所」 の放射能漏洩事故。
未だに、周辺住民の健康を脅かし続けています。
気をつけて下さい。埋め立て地なら、キロ7300ベクレルは基準値内です。
http://ooruri777.seesaa.net/article/256677824.html
http://bit.ly/wopsNo


【拡散希望】警戒区域入った女性死亡 福島県浪江町
http://ooruri777.seesaa.net/article/259057002.html
http://bit.ly/GEAlm0






<参考資料 公的測定値など>

↓【参考資料】 福島第一原発事故後 心筋梗塞・脳梗塞・突然死を扱った報道
http://ooruri777.seesaa.net/article/228392085.html
http://bit.ly/mOJFvD






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福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その40 全国に広がる食品汚染 Vol.3 肥料・建材(セメント)編

2012年03月26日 23:55

 その39からの続き・・・

 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その39 全国に広がる食品汚染 Vol.2 沖縄編

 前回までに、放射性物質を吸収し易い キノコ を主軸とした、全国への放射能汚染の現状を分かり易くお届けしたつもりです。
 これでも説明が足りないと感じていますが、現在も重要なニュースが乱れ飛んでおり、取り急ぎ記事にします。


 今回は、内容的には目新しい話ではありません。

 地味な話ですが、本当に深刻な話です。






 我々一般人には、福島第一原発事故の発生後、問題視されるまで気付きもしなかった話でした。
 
 各自治体にある下水施設や浄水施設からは、汚泥が発生します。
 これらの汚泥は、肥料 と 飼料 と 建材(セメントなど)に再利用されています。

 肥料と飼料と建材(セメント)、どれも私たちの生活にとって重要なテーマとなります。






事故発生後の 肥料・腐葉土・飼料に関する基準値

 記事としては古くなるのですが、事故発生後3ヶ月経ち、基準が設けられました。
 新聞記事からも、下水汚泥 → 肥料 へと再利用されている事実が覗えます。

 そして、管轄は 農水省 と福島第一原発事故に関係する省庁が多岐にわたる現状も見えてきます。


汚泥の肥料利用に基準、農水省

2011.6.24 20:00

 下水処理施設などの汚泥から放射性物質が検出されている問題で、農林水産省は24日、汚泥を肥料として広く流通できる放射性セシウム濃度の基準を1キロ当たり200ベクレル以下と定め、福島県など15都県に通知した。

 また、平成24年度末までの特例措置として、一定地域内で集めた汚泥をその地域内で流通する場合に限り、農地土壌のセシウム濃度より低ければ同1千ベクレル以下でも利用できるとした。

 ただ、これまでに見つかった汚泥は基準を大幅に上回るケースも多く、農水省は「現状の汚染レベルでは肥料として再利用できる量は少ない」とみている。


↓元記事 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110624/biz11062420020041-n1.htm


 この農水省の発言を鵜呑みにして良いのか?肥料として再利用されているケースは少ないと主張されている。
 
 こう云う但し書き的な、発言が良く嘘だったりする訳ですが・・・。


     ◇   ◆   ◇


 肥料といっても、畜産物の堆肥、腐葉土も含まれる為に、我々一般人には少々複雑です。
 とにかく、他の肥料や飼料に関しても新基準値が設けられました。


肥料に基準値設定  農水省、1キロ当たり400ベクレル

2011.8.2 22:30

 農林水産省は2日、牛の糞(ふん)尿(にょう)を原料とした堆肥や、落ち葉で作った腐葉土などの農作物の肥料に含まれる放射線セシウムの基準値を、1キロ当たり400ベクレルと定めたと発表した。

 各地への流通が判明した高濃度の放射性セシウムで汚染された稲わらを食べた牛の糞尿を使った堆肥に汚染の恐れがあるため。落ち葉やもみがらなど、野外に置かれた肥料原料の汚染にも備えた。

 基準値は標準的な使い方で40年以上にわたって農地で使っても、原発事故以前の農地の放射性セシウムの最高値を上回らないように設定された。

 畜産農家以外の稲作、畑作、果樹の各農家や肥料の製造業者などにも業界団体などを通して通知し、汚染が疑われる原料を使わないことや、検査の実施などを徹底する。

 基準値が設定されたことにともない、7月25日から東北関東の17都県で生産された堆肥、腐葉土の流通などの自粛要請は解除した。

 肥料以外に、これまで基準のなかった米ぬかなどを原料とする配合飼料については1キロ当たり300ベクレル、養殖魚用飼料については同100ベクレルとする放射性セシウムの基準値も新たに定めた。


↓元記事 MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110802/dst11080222300033-n1.htm



 基本的に肥料や腐葉土は、他の土と混ぜますので、耕作土壌全体では薄まる結果にはなりますが・・・。

 細かい話を割愛して、下水汚泥などの人工的肥料 と 自然物からの天然肥料 で 値が異なることに理不尽さを感じます。
 (恐らく、生産者サイドの事しか考慮されていないはずです。)

 後は、どちらも2011年6月と8月の記事です。
 古い情報ですよ と念を押しておきます。






 話を現在に戻すと、今年(2012年)の4月から、食品に関する放射線量の新基準値が始まります。

 【関連記事】: 福島第一原発事故 細かい調整が続く放射線の新基準値 2012年4月から施行

 当然、食料品に対する基準が、暫定基準値(500ベクレル/キロ) → 新基準値(100ベクレル/キロ) へと厳しくなるのですから、これらの肥料も改訂されると予想していたのですが・・・。






現在も変わらない汚泥の基準値

 農林水産省の汚泥肥料に関する基準値は、一向に変化は見受けられません。

20110720_point1.jpg
写真1: 農林水産省 汚泥肥料の基準値

↓元記事 農林水産省 公式ページ 取り扱いのポイント
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_hiryo/caesium/pdf/20110720_point.pdf


 農水省による 放射性セシウムと肥料に関する説明のページは こちらへ

↓元記事 農林水産省 公式ページ 「汚泥肥料中に含まれる放射性セシウムの取扱いについて」
http://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_hiryo/caesium/index.html


 因みに17都県は、こちらになります。

 岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、長野県、山梨県、静岡県、新潟県

 大人社会(日本の大人社会)だと、敢えて言う必要の無い話になります。
 政府が公的には これらの17都県は被曝地 だと暗に示したとも受け取れます。
 (※正式に認めないのは、政府補償の話になると一気に財政破綻するからでしょう。)

 私からの疑問です。
 
 ”瓦礫受け入れ”による 瓦礫広域処理が、各自治体を巻き込んで広がりを見せています。
 次回の記事にしますが、焼却プラントから放射性物質が40%排出されているとの意見も見受けられます。
 当然、これらの汚泥中の放射線濃度が上昇する地域も増えるはずです。

 このままの行政指導 及び 現行の法律 

良いのでしょうか?


 今の流れで行くと、なし崩し的に 17都県 → 全国 に切り替わるのは明かです。
 
 そうなると、濃度の高低差はあれ、全国的に放射性物質が拡散・蓄積されることになります。






建材(セメント)への再利用


 既にご存じかと思われますが、社団法人セメント協会に対し、政府から放射能汚染された汚泥利用の要請がありました。

1.セメント各社の対応状況

上記の状況の中、政府(厚生労働省、経済産業省、国土交通省)から6月28日付けでセメント協会に対して、放射性物質が含まれている脱水汚泥等を安定的に受け入れるよう要請があり、会員各社に周知を行いました。

要請内容は以下のとおりです。

(1) セメントを生コンクリートや地盤改良材として利用する場合には、生コンクリートや土壌と混練する段階まで管理されていることから、少なくともセメントが2倍以上に希釈されることを考慮し、セメントの段階ではクリアランスレベルの2倍の濃度まで許容されることとなる。ただし、セメントとして袋詰めで一般に販売される場合には、販売店に引き渡される前に、セメントの段階でクリアランスレベル以下とすることが必要である。
セメント各社は、脱水汚泥等の放射能濃度の管理や希釈度合いをコントロールし、セメントを利用して製造される生コンクリート等が安定的にクリアランスレベル以下とすることにより、今後とも脱水汚泥等を安定的に受け入れるようお願いしたい。

(2) 別添2では、セメントのユーザー団体(124団体)ならびに下水道管理者(都県ならびに市の24自治体)に、上記(1)の内容を満たしているセメントを利用して差し支えない旨の周知が行われています。

なお、クリアランスレベルについては「セシウム134とセシウム137の放射能濃度の和が100Bq/kgである」ことが明記されています。
セメント協会の会員社ではこの要請を受け、放射性物質が検出された下水汚泥、浄水発生土の使用について慎重に検討し、セメントの放射能濃度が政府より示された要件を満足することを確認して、下水汚泥、浄水発生土の使用を順次、再開しております。


↓社団法人セメント協会 公式ページ 「放射性物質が検出された下水汚泥、浄水発生土のセメント原料の利用について」
http://www.jcassoc.or.jp/cement/1jpn/110728.html


 このセメント協会のページには、ご丁寧に政府からの要請文書がPDFとして頒布されています。
 http://www.jcassoc.or.jp/cement/4pdf/110728.pdf


 恐らく、居住に関する環境基準や建築基準を満たす話になるのでしょうが・・・。

 コメや牛乳でも問題になりましたが、どこをどう読み取っても 行政指導として 混ぜなさいもしくは混ぜても結構だ と読み取れます。
 
 理由は簡単で、セメント製造業者の汚泥受け入れ時の基準が明記されていません。
 しかも、クリアランス基準が 100Bq/Kg なので、200Bq/Kg までなら、製品にして良いですよ と書かれています。


 またまた、私からの疑問です。

 製造することしか考慮されてませんが、アスベストと同じく、解体時に危険ではないでしょうか?

 この辺りの話は、かなり専門的になりそうですので、深くは切り込めませんが・・・。


 とにかく、肥料や飼料に比べれば、日常的には外部被曝が中心になります。
 肥料や飼料の方が、より深刻な話に繋がりますので、強くは主張しません。
 
 しかし、頭の片隅にでも覚え込んでおいて損はしない話です。
 何にせよ、事故後に家などを新築する場合は、軽くでも放射線値を計測しておくことを強くお勧めします。






最後に

 纏めます。


 <肥料に関して>

 ・ 事故発生後、人口肥料と天然肥料の基準値が設けられた。
 ・ 汚泥利用の肥料(200Bq/Kg)と天然肥料(400Bq/Kg)で、基準値が異なる。
 ・ 汚泥利用の肥料は、汚染が酷い地域では1000Bq/Kgまで利用できる。

 <飼料に関して>

 ・ 米ぬかなどを使用した飼料は 300Bq/Kg
 ・ 養殖用飼料は 100Bq/Kg

 <建材(セメント)に関して>

 ・ セメントは 100Bq/Kg
 ・ ただし、混ぜる前の製品としてのセメントは 200Bq/Kg


 用途は同じでも、数値はバラバラです。
 
 食品に関する基準が4月から 暫定基準値(500Bq/Kg) → 新基準値(100Bq/Kg) に変わります。

 【関連記事】: 福島第一原発事故 細かい調整が続く放射線の新基準値 2012年4月から施行


 他の基準値は、そのままで良いのでしょうか?
 
 しかも、我々の食べ物や、住居、職場に関する根源的な話になります。

 結果として、数値の変動や法改正が行われなくても、徹底的に議論し尽くされるべき事象だと思います。






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福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その39 全国に広がる食品汚染 Vol.2 沖縄編

2012年03月25日 23:55

 その38からの続き・・・

 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その38 全国に広がる食品汚染 Vol.1 キノコと原木

 前回、キノコと原木の話を長々と書きました。
 実はこの記事を載せる為の話だったのですが、脱線しまくりで、膨らんでしまいました。

 色々と問題が見えてくるのですが、何も進んで居ない気がします。






沖縄県の学校給食からセシウムが検出

 少し古い話題になりますが、私がブログを休んでいた間の話題です。

 キノコの話を説明したのは、この記事の為になります。

 沖縄県の学校給食からセシウムが検出され、長野県産エリンギが使用されていたと報じられました。


琉球新報 2012.01.30.jpg
写真1: 琉球新報 2012年1月30日 (朝刊)


給食エリンギにセシウム 児童食後に判明 長野産

2012年1月30日

 沖縄本島南部の小学校給食に使われた長野県産のエリンギから、東京電力福島第1原発事故由来と断定できる1キログラム当たり1・12ベクレルの放 射性セシウムが検出されたことが29日までに分かった。キノコ類の国の暫定基準値は1キログラム当たり500ベクレル。測定・分析した琉球大機器分析セン ターの棚原朗准教授は「直ちに人体に影響が出る数値ではない」と話している。県内の学校給食の食材から、原発事故由来の放射性物質が検出されたのは初めて。

子どもを放射能から守る会おきなわ(龍野愛代表)と放射線測定会社・緑のシーサー(谷村丹社長)が、放射能汚染が疑われるエリンギについて給食センターから昨年11月下旬に提供してもらい、琉球大機器分析センターに精密な検査を依頼、12月に検査結果の回答を得た。

それによると、原発事故由来と断定できるセシウム134が0・46ベクレル検出された。セシウム137も0・66ベクレル検出された。ヨウ素は不検出。

検査結果は、給食に使われた後に出たため、これらエリンギは給食で児童が食べた。

キノコや山菜はセシウムを吸収しやすい性質があると専門家から指摘されている。

子どもを放射能から守る会おきなわは「子どもは放射能の影響を受けやすい」と懸念を強め、疑われる食材については給食に提供する1カ月前から放射能測定検査を実施するよう訴えている。(新垣毅)


↓元記事 琉球新報
http://t.co/GelEf6Cc

※1月30日にWEB版でアップされたと思えば、あっという間に削除されました。削除理由に関しては、明言されていません。


 元々、日本の報道が正常だった時代があったのか?調べまくりたいところですが、この内容を報じた 琉球新報 と 毎日 沖縄版 はウェブ上から、すぐに削除されたと多数の書き込みがあったのをお見受けしました。

 仮にそうであるならば、もはや日本にはマトモな報道は無理なのでしょう。
 事実を客観的に報道する自由は、国民の日本国憲法第21条の「知る権利」を充足させるのに重要な役割を果たす と論じられますが、現実は無いに等しい模様です。


     ◇   ◆   ◇


 少なくとも、キノコ類は やはり放射線値が検出され易い と再認識したところで。


 実は、この記事以前に既に腐葉土が上陸していますが・・・。

腐葉土汚染 基準12倍 県内25店で1342袋販売

2011年8月5日

 県外で放射性セシウムが検出された腐葉土と同じ商品2種類がカインズホームFCサンプラザ糸満店でも販売されていた問題を受け、県内の腐葉土取り扱い業者を調査していた県農林水産部は4日、肥料などの卸売会社「琉球園材」(沖縄市)が県内ホームセンターなど25店舗に出荷した資材「瀬戸ヶ原腐葉土18リットル」の一部から、国の定めた暫定基準値(1キロ当たり400ベクレル)の約12倍に当たる4910ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。同商品は18リットル入りと3リットル入りがあり、小売25店舗から計1342袋が販売されていた。県は「対象の腐葉土を購入した人は使用を控え、処分は販売店に相談してほしい」と回収を呼び掛けている。
 県は4日までに県内の腐葉土取り扱い業者を調査。高濃度放射性セシウムが含まれる可能性がある腐葉土を販売するカインズホームと琉球園材から検体を採取し琉球大学機器分析支援センターに分析を依頼した。
 県は琉球園材から6検体を採取。県は自然界で計測される放射線量は0・04としていたが、3検体から0・26〜0・27マイクロシーベルトを検出。放射性セシウム濃度は2983〜4910ベクレルだった。
 カインズホームから採取した5検体は0・02〜0・03マイクロシーベルト。29〜37ベクレルで国の定めた基準値を下回った。
 県農水部によると、琉球園材の仕入れ先は群馬県の瀬戸ヶ原花苑。3月16日から県が自粛を求める7月30日まで販売。カインズホームでは「バーク入り腐葉土」14リットル入り829袋、3リットル入り32袋が一般消費者に販売された。県は同商品についても使用を控えるよう呼び掛けている。
 同部は放射線量が高い腐葉土を基準に試算し腐葉土の放射線を1日8時間浴びた場合、年間788・4マイクロシーベルトとして「国際放射線防護委員会が設定した年間許容量千マイクロシーベルトを下回る」と説明。しかし「これが低いかどうかは分からない」として、人体への影響については明確な回答を避けた。

<用語>放射性セシウム
 がんを発生させる可能性が高くなる放射線を出す物質。放射線を出し続けると放射線を出さない物質に変わる性質があるが、半分に減るのが30年かかる。


↓元記事 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-180144-storytopic-1.html


 不思議とこの記事は、リンク先が生きています。日付も2011年8月5日・・・。
 
 もしかして?基準値を超えないと記事に出来ないとか?
 
 ( ̄□ ̄;) そ・・・そんな馬鹿な!!!

 話なんですか?






因みに、沖縄も ”瓦礫受け入れ問題” が飛び火しています。

震災がれき 広がる反対 市民団体「ほかの支援を」

2012年3月24日

 県や那覇市、南風原町など一部市町村が、被災地からのがれき処理受け入れに前向きな姿勢を示していることを受け、受け入れ反対を求める動きが活発化している。県外からの避難者も加入する市民団体が23日、那覇市、南風原町を相次いで訪問。「子どもたちを守ってほしい」と受け入れないよう申し入れた。那覇市、南風原町在住の母親たちが、がれき処理以外の形で被災地の支援を考える会を24日にも立ち上げる。一方、長男の尿から放射性セシウムが検出されたため沖縄に一時、保養に来た岩手県の女性は「がれきの受け入れはやめてほしい」と切実な声を残し帰郷した。
 23日に那覇市役所、南風原町役場を訪ねたのは「てぃんふぁ沖縄未来にいのちをつなぐ会」の約20人。南風原町役場では、高江洲あやの共同代表が、城間俊安町長に要請書を手渡した。メンバーは「がれきの安全性が確保できない」と主張。南風原町から仲井真弘多県知事に撤回を要請するよう求めたほか、避難者の受け入れ継続など、ほかの形での支援策を提案した。
 城間町長は「最初からノーではなく、被災地を救う気持ち、人助けが基本だ。きちんとチェックし、汚染されていないものを受け入れることが基本」との見解を述べた。
 同会は「安全を吟味して禍根を残さないように、情報共有の場所をつくってほしい」と求めた。
 那覇市役所では、那覇市環境部の石川清秀副部長が対応。「市長はまだ受け入れるとは言っていない。住民合意や安全性、施設への影響を確認しないとできないというスタンス。新しく作られた法律を確認している状態。国の要請文も届いておらず、動く段階にない」と述べるにとどめた。
 24日には赤嶺志奈子さん=那覇市=らが呼び掛けて「がれき処理以外の形で被災地を支援したい沖縄のママたちの会」(仮称)を発足させる。2市町の母親たちが集まり、がれき処理受け入れ反対の立場から、首長や議会議員らに働き掛ける会になる見通し。赤嶺さんは「沖縄がほかにできる支援の方法を考えたい」と話した。


↓元記事 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-189038-storytopic-1.html







 分かり易いテーマとして、敢えて沖縄県をチョイスさせて頂きました。
 普通に考えて、ジェット気流(偏西風)の風上ですし、距離的にもほぼ放射性物質が届かないはずです。

 また、日本全国で、地産地消が崩壊している現状もよく見えます。

 とにかく、状況証拠的に日本全土に食品汚染は浸透しているようです。
 しかも、どこからかの圧力か?隠される傾向にあります。






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福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その38 全国に広がる食品汚染 Vol.1 キノコと原木

2012年03月24日 23:55

 その37からの続き・・・

 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その37 乱高下を繰り返す放射性降下物


 大手マスコミによる 風評被害 攻撃が続いているのだが、放射線量が基準値内で安全だと 全世界の大半の科学者が認めた訳でも無い。

 特に食品に関しては、全品検査体制が整った状況でも無く、線量の程度の差こそあれ 風評被害 と云う表現が、適切なのか?どうか?甚だ疑問に感じます。

 一応、大手マスコミが全く触れない訳でも無いですが、話題を避ける傾向にあります。

 今回はかなりひねくれて、一般人が見落としがちな話です。






 海や湖水の食材は、NHKスペシャルをじっくりご覧下さい。
 
 【関連記事】: NHKスペシャル「シリーズ原発危機」知られざる放射能汚染〜海からの緊急報告〜

 基本的に海の食材の方が、高い数値が出易いです。
 
 今回は、陸のお話になります。


放射性物質の吸収率が高いキノコ

 注意した方が良い陸の食材に キノコ(菌類) があります。

 少し話が逸れますが、雪国まいたけ が全品検査を行うとCMでも表明しました。

↓YouTUBE 『 雪国まいたけ CM 郷ひろみ 』

http://youtu.be/YjQNr7cQX-4

 これはキノコなどの菌類が、他の食材に比べてセシウムなどの放射性物質を吸収し易い特性を示している。
 産地を見てキノコを買うのではなく、信頼出来るメーカーなのか?検査済みなのか?調べて買う必要があります。


 過去記事では、こちらで触れています。
 専門家であるガンダーセン博士から、信頼の出来るコメントが寄せられています。

 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その16 腐葉土問題とガンダーセン博士による『黒い雨』

 この記事に書かれている屋内栽培だった椎茸から高濃度の汚染が発覚したのですが、安直に空調から高濃度の放射性物質が入り込んだものと考えていました。

 既に流通した腐葉土の問題もありますが、肥料、原木、おが屑(木粉)などの流通があり、屋内栽培された キノコ にも、汚染された原木、おが屑などが使用された可能性もあります。






原木の一大生産地は福島県

 原木やおが屑などは地産地消と思い込んでいたのですが、皮肉な事に生産地は福島県や宮城県に集中していることも分かりました。

きのこ産地 原木確保ピンチ 痛い輸送費増 害虫も (11月19日)

 東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、きのこ原木の主産地・福島県で出荷が難しくなっているため、関東を中心に東日本では年明けからの植菌に使う原木が不足する懸念が高まっている。林野庁の呼び掛けで、同県に代わる産地として西日本の各県が名乗りを上げた。しかし、それでも不十分な上に輸送費などの経費が増え、東日本で確認されていない害虫が侵入する恐れもある。同庁は、産地をさらに掘り起こすとともに、収入の減少などに対する賠償金の支払いを東電に働き掛ける方針だ。


↓元記事 日本農業新聞
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=10827



 常識的に考えて、福島第一原発事故後の福島や宮城県の原木を使用するはずが無いと信じていたのですが・・・。

 見事に裏切られています。


004902731.jpg
写真1: 富山県 福島県産シイタケ原木から指標値オーバー

↓元記事 富山県 公式ページ 農林水産部森林政策課 「富山県内に入荷した福島県産シイタケ原木からの放射性セシウムの検出について」
http://www.pref.toyama.jp/cms_sec/1603/00011358/00490273.pdf

 因みに、未だ8本が行方不明だと正直に書かれています。
 (生まれ変わったら、富山県庁の職員になりたいぐらいです。)


 他の都道府県でも発生しているかもしれませんが、今後も発生する可能性は充分に見えてきます。






法的な話へ

 少し気になりまして、原木では林野庁から 当面の指標値 と明記されています。

 浅はかなもので、これだけ放射線基準値を五月蠅く記事にしてきたのですが、基準値を超える食品を提供した場合に罪に問われるのか? と疑問に思い調べてみました。


 実は、食品衛生法には放射能基準値を超えた場合の基準値や罰則が記述されていないそうです。
 
 代用として、こちらの罪に問われると法律相談サイトに紹介されていました。

食品衛生法

第二章 食品及び添加物

第六条  次に掲げる食品又は添加物は、これを販売し(不特定又は多数の者に授与する販売以外の場合を含む。以下同じ。)、又は販売の用に供するために、採取し、製造し、輸入し、加工し、使用し、調理し、貯蔵し、若しくは陳列してはならない。
一  腐敗し、若しくは変敗したもの又は未熟であるもの。ただし、一般に人の健康を損なうおそれがなく飲食に適すると認められているものは、この限りでない。
二  有毒な、若しくは有害な物質が含まれ、若しくは付着し、又はこれらの疑いがあるもの。ただし、人の健康を損なうおそれがない場合として厚生労働大臣が定める場合においては、この限りでない。
三  病原微生物により汚染され、又はその疑いがあり、人の健康を損なうおそれがあるもの。
四  不潔、異物の混入又は添加その他の事由により、人の健康を損なうおそれがあるもの。


 一言で纏めると、”放射能基準値を超えた場合、有害な食品を与えた” となり、罰せられることになります。

 キノコの原木に関しては・・・。
 当面の指標値 を超えた事を承知して、売買およびキノコ栽培をした場合は罪に問えるのでしょうか?
 (林野庁のQ&Aを見る限り、食品衛生法の基準値を下回る為の指標値だと説明されています。)



 水道水の放射線基準値すらなかったのですから、放射能に関する法整備が全くされていない現実を目の当たりにしています。

 それにしても、事故から一年も経ちます。
 放射能に関する法整備が進んだとの話も、全然聞こえてきません。
 
 国会は何をやっているんですか?
 
 民主党さん。消費税の法案で、すったもんだする前に、放射能だけでも決めないといけない事が山のようにあるのでは・・・?

(他にも、山のように悪法を審議しているでしょ? ある程度ならキャッチしてますよ・・・)






最後に

 特にヨーロッパはキノコに敏感です。それだけキノコは放射性物質を吸収し易いからです。


2007.09.27 チェルノブイリの影響と目される 奇形キノコ(ロシア).jpg
 写真2: 2007.09.27 チェルノブイリの影響と目される 奇形キノコ(ロシア)

 チェルノブイリ事故発生時には、遠く離れたフランス、ドイツなどのヨーロッパ諸国でも高濃度のキノコが検出され、10年に渡り食用を禁止されました。
 (26年経った現在でも、キノコの種類や産地によっては、放射線値が検出されます。)


 キノコは低カロリーでヘルシーな食材なんですが、若い女性はキノコ好きな方も多いですよね?

 野生のキノコ(まつたけ など)の危険性を敢えて書こうとも思いませんが、口にする場合はご注意を。






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福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その37 乱高下を繰り返す放射性降下物

2012年03月23日 23:55

 一応、前回からの続きです。
 
 【関連記事】: 福島第一原発事故 マスコミが触れない話 その36 電気新聞: 瞬時に靴が溶けた


 先に、降下物が降ると予想される地域の皆さんへ。

 恐らく、粉塵状の降下物だと思われますので、一時的退避、マスクの着用、屋内退避などを推奨します。


 早速、本題に入ります。






 手短に現状だけ、示します。
 
 ※数値による高低、危険度などの判断は、各人にお任せします。
 ※画像はクリックすると拡大します。


定時降下物環境放射能測定値(第86報).gif
写真1 : 福島県 公式ページ 定時降下物環境放射能測定値(第86報)
(URL: http://www.pref.fukushima.jp/j/koukabutsu86.pdf

 単位はMBq/Km2 1平方キロメートルあたり100万ベクレルになりますので、ご注意を・・・

 単位を間違い易いので、喫緊の話(3月22日9時採取の結果)を例にとると。

  セシウム134が97.2Mbq/Km2 で 9720万ベクレル/Km2。
  セシウム137が136Mbq/Km2 で 1億3600万ベクレル/Km2。
 
  合計すると、2億3320万ベクレル/Km2。

 になります。
 
 しかも、たった1日の降下量です。
 
 安心できる材料としては、ヨウ素131が検出されてませんので、新たな核分裂は起きていない事になります。
 

     ◇   ◆   ◇


 注目したい点を纏めます。

 ・3月15日から、断続的に異常とも思える量が降下物として検出されています。

 ・3月17日前後に、一旦落ち着いたかに見えますが、現状(3月22日)まで増え続けています。






 全ての過去のデータを全て紹介しても結構ですが、リンクを紹介しておきます。
 (※昨年(2011年)分は、文部科学省によって公開されています。)
 
 ↓文部科学省 「福島県による定時降下物環境放射能測定結果」
 http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1285/






2012年 過去データ

 過去データは折れ線グラフ付きですので、今年に入ってからも注意した方が良かった日が一目瞭然です。


koukabutsu2012-0201-03011.jpg
写真2: [過去データ]24.2.1〜24.3.1(PDF:471KB)(24.3.16更新)


koukabutsu2012-0201-03012.jpg
写真3: [過去データ]24.2.1〜24.3.1 折れ線グラフ

(写真2,3の URL: http://www.pref.fukushima.jp/j/koukabutsu2012-0201-0301.pdf


     ◇   ◆   ◇


koukabutsu2011-1227-2012-02011.jpg
写真4: [過去データ]23.12.27〜24.2.1(PDF:520KB)(24.3.16更新)


koukabutsu2011-1227-2012-02012.jpg
写真5: [過去データ]23.12.27〜24.2.1 折れ線ブラフ

(写真4,5の URL: http://www.pref.fukushima.jp/j/koukabutsu2011-1227-2012-0201.pdf






地震との関係は?


 個人的に気掛かりなのは、地震との関係です。

 1月2日9時〜3日9時に、他の日に比べて異常に高い数値が検出されています。

 上記の画像から確認出来ますが、念の為に記述します。


 1月2日9時〜3日9時。
 
  セシウム134が180Mbq/Km2 で 1億8000万ベクレル/Km2。
  セシウム137が252Mbq/Km2 で 2億5200万ベクレル/Km2。
  
  合計すると、4億3200万ベクレル/Km2。


 今年初めの大きな揺れが東日本広域を襲い、記憶に新しいところだと思います。


地震 鳥島近海 1月1日 14時28分.jpg
写真6: 鳥島近海 1月1日 14時28分 M7.0

 福島浜通り 震度4 でした。

 ↓気象庁 地震データ 1月1日 M7,0分
 http://tenki.jp/earthquake/detail-9462.html


 日付が微妙にズレているのですが・・・。
 
 個人的には、地震による大きな揺れ → 配管、機材などが結果的に損傷した → 大量にセシウムが流出した

 と推測しています。






 最後に、一言だけ言います。
 
 隠すことよりも、周辺住民に 屋内退避を勧告する などの処置をしないのですか?

 実際には、20キロ圏外は多少上昇した程度でしたが・・・。


 大手マスコミも、驚く程 この手の話題に触れません。


 事故発生から、何か変わったのでしょうか?
 
 私は、変わったつもりです。






その38へ・・・
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【参考資料】 福島第一原子力発電所 資料一覧

 これらの資料は、当面更新し続けます。
 RSSが届くと思いますが、ご了承下さい。






<目次>

放射能汚染マップ

各号機、爆発映像

2011年5月8日公開、3、4号機の使用済み燃料プールの状況

福島第一重要情報 一覧

4号機 使用済み燃料プールの冷却作業がはかどっていない原因






<放射能汚染マップ>


↓群馬大学教育学部地学教室の早川由紀夫教授 火山のブログ
http://kipuka.blog70.fc2.com/
※東北・関東の放射能汚染状況を把握されたい方には、お勧めのブログです。


<2011年6月18日 放射能汚染マップ>
東日本放射能汚染マップ(6月18日改訂)URL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-397.html



<2011年7月13日 放射能ルートマップ>
福島第一 放射能汚染マップURL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-409.html



<2011年7月26日 放射能汚染マップ(電子国土版)>
東日本放射能汚染マップ(電子国土版:7月26日改訂)URL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-414.html



<2011年9月9日 放射能汚染マップ 第4訂>
群馬大学・早川由紀夫教授 放射能汚染マップ 第4訂URL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-418.html
※日付は、9月11日で統一されていますが、9月9日前後に更新されています。9月12日に電子国土版を公開予定。



<2011年9月30日 放射能ルートマップ(改訂版)>
早川教授 放射能汚染ルートマップ(9月30日版)URL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-430.html



<2012年3月5日 放射能汚染マップ 第6訂>
群馬大学・早川由紀夫教授 放射能汚染マップ 第6訂URL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-473.html







全国自治体の焼却灰汚染マップ

より大きな地図で 焼却灰のセシウム を表示
URL:http://kipuka.blog70.fc2.com/blog-entry-439.html

 
  色  セシウム濃度
(Bq/Kg)
30,000〜99,999
10,000〜29,999
1,000〜9,999
100〜999
30〜99
0〜29


↓データ元 環境省 公式ページ
http://www.env.go.jp/jishin/attach/waste-radioCs-16pref-result20110829.pdf







各号機、爆発映像

<1号機の爆発映像 2011年3月12日午後3時30分ごろ>
↓YouTUBE 『 Video of blast at Fukushima nuke plant, radiation leak reported 』

2011/03/12

※3号機の爆発と良く比較される映像。


<3号機の爆発映像 2011年3月14日午前11時ごろ>
↓DailyMotion 『 福島第一原発3号機爆発 』

福島第一原発3号機爆発 投稿者 thinkingreed
2011/03/14

※ソニックブーム(衝撃波)を伴う、激しい爆発
※海外では、即発臨界(核爆発のような物)として扱われている。


<4号機の爆発映像 2011年3月15日未明>
↓YouTUBE 『 Fukushima I Nuclear Power Plant Reactor 4 explosion ( 原子炉日本では#4爆発 ) 』

2011/03/14

※4号機の爆発映像は、日本のニュースでは報道されなかった。(なぜか、海外では一斉に報道された)
※こちらは、恐らく海外の報道映像。


なぜ、東電なり政府なりが、正確な爆発時間を発表しないのか?疑問だ。






2011年5月8日公開、3、4号機の使用済み燃料プールの状況


<5月8日公開 4号機の使用済み燃料プール>
↓YouTUBE 『 【TEPCO】第4号機、使用済み燃料棒冷却プールの動画2011.5.8 』

2011/05/07


<5月8日公開 3号機の使用済み燃料プール>
↓YouTUBE 『 福島第一3号機使用済燃料プール内の状況 』

2011/05/10






<福島第一重要情報 一覧>

1. 3月18日時点での、福島第一の現状
3月18日 東電発表 福島第一 一覧


2. 使用済み燃料棒の一覧
号数燃料の種類使用済み燃料棒未使用燃料棒燃料棒合計燃料総量
(予測)
1号機ウラン

292本

100本

392本

約129t

2号機ウラン

587本

28本

615本

約203t

3号機MOX(プルトニウム混合)

514本

52本

566本

約186t

4号機ウラン

1331本

204本

1535本

約507t

5号機ウラン

946本

48本

994本

約328t

6号機ウラン

876本

64本

940本

約310t

共用プール混合 MOX有り

6375本

不明

6375本

 約2103t



↓経産省 報道発表
http://www.meti.go.jp/press/20110317008/20110317008-4.pdf

※燃料棒1本あたり、330kgとして計算。(燃料棒はペレットなどの集合体の為、重さは異なる)
※共用プールは、4号機の西に僅か50m。

参考までにチェルノブイリ事故は、4号炉だけの事故で燃料棒約190t。
大気に放出された総量は、13%〜70%と諸説ある。






<4号機 使用済み燃料プールの冷却作業がはかどっていない原因>

4号機建屋内 折れ曲がった配水管
福島第一原発の4号機の原子炉建屋内。爆発で建屋の壁が吹き飛んでいる。冷却用の配管(中央)が曲がっていた=2011年6月10日午後2時半ごろ、東京電力提供






テレビにあまり出ない貴重な専門家の意見

↓YouTUBE 『 原発震災:小出裕章:原子炉の現状/残された対応策/故郷... 』

2011/06/15











【追加履歴】

2011.09.09 早川由紀夫教授 放射能汚染マップ 第4訂追加

2011.10.03 早川由紀夫教授 放射能汚染ルート 9月30日版追加

2012.03.23 早川由紀夫教授 放射能汚染マップ 第6訂追加

2012.03.23 早川由紀夫教授 焼却灰のセシウムマップ 追加

2012.03.23 3号機爆発映像 削除された為に 再掲載続きを読む
posted by オオルリ@卍解 | 核関連 原発 原発事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

TPP問題 米韓FTA サムスン・LG電子に反ダンピング関税

2012年03月22日 13:00

 既に昨日掴んでいた情報だが、やはり本当だったようだ。
 米韓FTAが締結されたばかりで、早くも韓国叩きが始まった・・・。






サムスン・LGの冷蔵庫に反ダンピング関税

記事入力 : 2012/03/21 09:31


米商務省が決定

2012032100724_0.jpg 米商務省は19日、サムスン電子とLG電子が米国市場でフレンチ・ドア式冷蔵庫(両開き扉の冷蔵庫)をダンピング(不当廉売)しているとして、反ダンピング関税の適用を決めた。

 反ダンピング関税率は、サムスン電子の韓国製冷蔵庫が販売価格基準で5.16%、メキシコ製冷蔵庫が15.95%、LG電子の製品は韓国製が15.41%、メキシコ製が30.34%となる。韓国メーカーは、米国市場で販売量を伸ばしていたところで、ダンピング判定は大きな衝撃となりそうだ。


■米国市場攻略に打撃

 米商務省の決定は、来月の米国際貿易委員会(ITC)の判定で最終的に確定する。ITCが商務省のダンピング関連の判定を覆すことはまれで、そのまま確定する可能性が高い。ただし、今回の決定は遡及(そきゅう)適用はされず、ITCによる判定以降だけに適用される。判定が確定すれば、両社は米国で冷蔵庫を販売するたびに所定の反ダンピング関税を支払わなければならない。

 フレンチ・ドア式冷蔵庫の昨年の市場規模は25億ドル(約2090億円)で、うちサムスン電子、LG電子など韓国メーカーが10億ドル(約835億円)以上を占めたとみられる。電子業界の関係者は「10%以下の利ざやをめぐり、激しく競争する米国市場で、15−30%の関税を支払えというのは、事実上冷蔵庫を売るなと言うに等しい」と指摘した。

 サムスン電子とLG電子は対応に苦慮している。サムスン電子関係者は「家電業界で世界最大の戦場である米国で、価格を急に5%以上値上げすることは想像もできない」と述べた。利益率が販売価格の10%に満たない状況では、製造コストをこれ以上引き下げることも難しい。


■米国の保護貿易主義は復活するのか

 これまでも韓国メーカーに対し、半導体などで談合判定が下されたことはあったが、ダンピング判定は1983年のサムスン電子のテレビ以来、ほとんどなかった。今回の決定は、現地市場でライバルの米家電大手ワールプールの提訴によるものだ。ワールプールは韓国メーカーがテレビ、携帯電話端末に続き、家電市場でも1−2位のシェアを占めるようになったことから、昨年3月に商務省に提訴した。

 昨年の米国のフレンチ・ドア式冷蔵庫市場で、サムスン電子は25%、LG電子は20%のシェアを占めた。ワールプールなど米家電メーカーのシェアを合計しても、韓国メーカーには及ばない。テレビ、携帯電話端末市場を韓国メーカーに奪われている米政府としても、現在の状況は無視できなかったとみられる。

 サムスン電子は「今回の決定は妥当とはいえないサンプル抽出によるものだ」とし、ITCによる最終判定まで、米政府に対し、ダンピング判定の誤りの立証に努めるとした。サムスン電子より高い関税を適用されたLG電子も「期間限定の値引きを考慮しないなど、調査に偏りがあったため、抗議手続きを踏む」と表明した。

 一方、ワールプールは商務省の発表を受け「われわれは世界の家電市場の先頭走者として、米国国内2万3000人の労働者を守り、消費者が望む高品質の製品を生産するために努力している」と表明した。ワールプールは冷蔵庫だけでなく、エアコンについても、昨年12月に韓国メーカーをダンピング提訴している。


卓相勲(タク・サンフン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版


↓元記事 朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2012/03/21/2012032100637.html


 ただ、サムスンは米国以外でも好調と伺っている。
 
 さて、どうなるか?だ・・・。






 相変わらず、TPPに付随するビッグニュースなのだが、日本の大手メディアは総スルーの状況。

 TPPで、工業製品の輸出に有利だと推進派が主張していたが、米韓FTAを見る限り真逆の状況が見えてきた。
 どんどん、推進派に説得力が無くなっていく。


     ◇   ◆   ◇


 ところで、『米韓FTAって、いつ発効されたの?』と思われる方もおられるかと・・・。
 実際、産経新聞が熱心に記事にしているが、他では小さな記事ぐらいでほとんど見当たらない。
 (産経は狂ったように、TPPに参加しないとまずいぞ 的な報道なので転載しません。)






米韓FTAが発効

2012年3月15日 朝刊


PK2012031502100020_size0.jpg 【ソウル=辻渕智之】米国と韓国の自由貿易協定(FTA)が十五日発効し、両国は五年以内に九割超の貿易品目の関税を撤廃する。韓国は自由貿易に積極的で、欧州連合(EU)などとのFTAも既に発効している。対米輸出競争で、日本企業は韓国企業より不利な立場に置かれることとなる。 
 韓国政府と研究機関の試算によると、発効から十五年間の年平均で対米輸出は十二億八千万ドル(約千六十四億円)増える。乗用車の関税撤廃は五年目になるが、自動車部品は即時撤廃され、韓国の自動車メーカーが米国で生産する車は短期で値下がりする見通しだ。
 試算で輸出額は自動車が年七億二千万ドル、テレビなどの電気電子機器が一億六千万ドル増える。逆に、日本の経済産業省は日本が環太平洋連携協定(TPP)に参加しない場合、二〇二〇年時点で自動車、電気電子、機械の三分野で日本の対米輸出が一兆五千億円減ると試算する。
 一方、米国から韓国へ乗用車を輸出した場合の関税は8%から即時4%に下がり、五年目に撤廃される。日本の工場から輸出するよりも低価格で販売できるため、トヨタ自動車は今年一月から、米国産乗用車「カムリ」を韓国に輸出している。
 米韓両国は当初一月発効を目指したが、韓国側で野党や農業団体などが再検討や破棄を訴え、国内手続きが難航。四月の総選挙の争点となっている。


↓元記事 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2012031502000039.html


 東京新聞も、TPP賛成論調だったのは知っている。
 (反対論調のメディアを探す方が難しい。)
 TPPは目をつぶるので、福島第一関連をもっと書いて頂きたい。

 反ダンピング関税の話が出て来ると、こうした過去記事の内容にも疑問が生じる。






 この反ダンピング関税の決定を見る限り、他の工業製品の関税率も疑わしい。

 一応、日本は事前協議を継続中なので、そろそろ賛成派の中から目覚める人々が出てきて欲しい。
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